湯川好蔵は大の温泉マニア。源泉のありかを鼻でかぎつける、温泉ハンターでもあった。
ある時、町おこしのために秘湯を探していた好蔵は、崖から滑落してしまう。
命を落とした彼を異世界に転生させたのは、岩の窪みにひっそりと残っていた、小さな神社のお稲荷さまだった。
そうして好蔵は、お稲荷さまのお使い姫・繭玉さんと共に異世界にやって来る。
さっそく温泉ハンターの血が騒ぎ出し、見つけた温泉で繭玉さんと入浴。
そこに、エルフの少女が現れ……。
湯川好蔵は大の温泉マニア。源泉のありかを鼻でかぎつける、温泉ハンターでもあった。 ある時、町おこしのために秘湯を探していた好蔵は、崖から滑落してしまう。 命を落とした彼を異世界に転生させたのは、岩の窪みにひっそりと残っていた、小さな神社のお稲荷さまだった。 そうして好蔵は、お稲荷さまのお使い姫・繭玉さんと共に異世界にやって来る。 さっそく温泉ハンターの血が騒ぎ出し、見つけた温泉で繭玉さんと入浴。 そこに、エルフの少女が現れ……。
温泉ハンターこと湯川好蔵は、お稲荷さまのお使い姫・繭玉さんと、異世界にやって来た。
硫黄泉のにおいを嗅ぎつけた彼は、不思議な世界には目もくれず、においのする方へ駆けだしていく。
温泉ハンターこと湯川好蔵は、お稲荷さまのお使い姫・繭玉さんと、異世界にやって来た。 硫黄泉のにおいを嗅ぎつけた彼は、不思議な世界には目もくれず、においのする方へ駆けだしていく。
混浴する好蔵と繭玉さんの前に、エルフの少女が現れた。
なぜか敵意むき出しの彼女は、全裸の好蔵と繭玉さんに、魔法で攻撃をしかけてくる。
混浴する好蔵と繭玉さんの前に、エルフの少女が現れた。 なぜか敵意むき出しの彼女は、全裸の好蔵と繭玉さんに、魔法で攻撃をしかけてくる。
エルフの少女・リリウムは、繭玉さんに敗北。
裸にされると、森の中で新たに見つけたモール泉に放り込まれていた。
どうやらエルフ族は、温泉を呪われた死の泉として恐れているらしく……。
エルフの少女・リリウムは、繭玉さんに敗北。 裸にされると、森の中で新たに見つけたモール泉に放り込まれていた。 どうやらエルフ族は、温泉を呪われた死の泉として恐れているらしく……。
好蔵と繭玉さんのおかげで、温泉の素晴らしさを知ることができたリリウム。
好蔵は、温泉は皆で分かち合うべき自然の贈り物だと説く。
そこに現れたのは、リリウムの姉でエルフ族の族長・オーヘンデックだった。
好蔵と繭玉さんのおかげで、温泉の素晴らしさを知ることができたリリウム。 好蔵は、温泉は皆で分かち合うべき自然の贈り物だと説く。 そこに現れたのは、リリウムの姉でエルフ族の族長・オーヘンデックだった。
オーヘンデックも好蔵たちと混浴。
さっそく温泉の素晴らしさを体感したかと思いきや、
繭玉さんの狐耳と尻尾を見て仰天し、慌てて頭を下げてくる。
オーヘンデックも好蔵たちと混浴。 さっそく温泉の素晴らしさを体感したかと思いきや、 繭玉さんの狐耳と尻尾を見て仰天し、慌てて頭を下げてくる。
繭玉さんとリリウムが仲良くなる一方、
オーヘンデックは好蔵の語る温泉の効能に興味津々。
実は今、エルフの里は財政難。
それを打開するため、温泉を利用したいのだという。
繭玉さんとリリウムが仲良くなる一方、 オーヘンデックは好蔵の語る温泉の効能に興味津々。 実は今、エルフの里は財政難。 それを打開するため、温泉を利用したいのだという。
好蔵がぶち上げたのは、エルフの里に温泉街を建設するという計画だった。
繭玉さんやリリウムやオーヘンデックは、ちょっとセクシーな温泉街の様子を妄想し始め……。
好蔵がぶち上げたのは、エルフの里に温泉街を建設するという計画だった。 繭玉さんやリリウムやオーヘンデックは、ちょっとセクシーな温泉街の様子を妄想し始め……。
ふるさとの町に賑わいを取り戻すため、観光資源になる温泉を探していた好蔵。
崖から滑落した彼を異世界に転生させたのは、忘れられた小さな社のお稲荷さまだった。
ふるさとの町に賑わいを取り戻すため、観光資源になる温泉を探していた好蔵。 崖から滑落した彼を異世界に転生させたのは、忘れられた小さな社のお稲荷さまだった。
異世界を統べる王・ルイルイが、温泉街を建設中の好蔵たちを居城に呼びつける。
ルイルイの側に控える小町は、何と繭玉さんの先輩お使い姫。
そしてルイルイには、何やら目的があるらしく……。
異世界を統べる王・ルイルイが、温泉街を建設中の好蔵たちを居城に呼びつける。 ルイルイの側に控える小町は、何と繭玉さんの先輩お使い姫。 そしてルイルイには、何やら目的があるらしく……。
ルイルイは好蔵と同じ、異世界からの転生者だった。
女性であることを隠して王位に就いている彼女は、
好蔵を家臣にすることで世界を変えようとしていた。
ルイルイは好蔵と同じ、異世界からの転生者だった。 女性であることを隠して王位に就いている彼女は、 好蔵を家臣にすることで世界を変えようとしていた。
好蔵には、異世界で出来るだけ長生きしてほしい。
そんなことを口にする繭玉さんの真意を、好蔵は小町の口を通して聞く。
そこに入って来た一同と、血のように赤い含鉄泉を楽しむ。
好蔵には、異世界で出来るだけ長生きしてほしい。 そんなことを口にする繭玉さんの真意を、好蔵は小町の口を通して聞く。 そこに入って来た一同と、血のように赤い含鉄泉を楽しむ。
ついに温泉街が完成。温泉宿の表看板を見た繭玉さんは驚く。
そこには『繭玉の湯』と、自分の名前が記されていたのだ。
好蔵は、そう名付けた理由を語る。
ついに温泉街が完成。温泉宿の表看板を見た繭玉さんは驚く。 そこには『繭玉の湯』と、自分の名前が記されていたのだ。 好蔵は、そう名付けた理由を語る。